高齢者に優しい 「かじまやー」の精神

2017年2月27日

2月4日、5日と日本老年看護学会主催の「認知症看護対応力向上研修」に山中師長と日下看護師の3名で参加しました。これまで参加してきた他の研修と重なる内容も多く、再認識する機会になりました。

ちょうど立春で、前日の病院食に「恵方巻」が出されて、嬉しそうに召し上がっている患者さん達を思い出しながら研修を受けましたが、同時に以前、沖縄県に2年間住んだ時に感じた、「認知症の人に優しい環境」について思い出したことがあったのでお話しします。

  2/3(金)お昼の給食です  たまごボーロ付き 

沖縄では97歳のお祝いを「かじまやー」といい、「認知症になって童心にかえり、風車で遊ぶ子供のようになる」(生前葬など諸説あります)として、風車や花で飾り立ててたトラックやオープンカーなどに、真赤な着物を着た97歳のお年寄りを乗せて町中を回りお祝いをしていました。

こちらでは見かけない習慣に驚きましたが、高齢者や先祖を大切にしている沖縄の人々の心に触れて暖かい気持ちになったのを鮮明に覚えています。

保育園や小学校の行事でも、締めは決まって「かちゃーしー」 おじいおばあが輪の中心で手のひらをヒラヒラさせながら琉球音楽に合わせて満面の笑みで踊ります。

温暖な気候だけでなく、老いても家族に大切にされて、認知症があっても「なんくるないさ」と過ごせる、認知症高齢者に優しい環境だからこその長寿があるように思いました。

高齢化率50%に近いわが町も、高齢者が敬われ、認知症になっても不安なく笑顔で生活し続けられる町づくりが進むといいな、と思います。

   

派手に飾った「かじまやー」の車             ※「かじまやー」:かざぐるまの意

                       一般病棟 森 澤

    

   

過去の記事

カレンダー

11月 2017年12月 1月
26272829301 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 123456
ページのトップへ