福家管理者

 

 令和5年4月1日付けで病院事業管理者に就任いたしました福家寿樹(ふけひさき)で             

令和元年7月より、事務部長として着任し3年9か月、前任の後を引き継いでこの度就任致しました。

 これまでに、予防医学から急性期、慢性期そして介護サービスに至るまで医療業界一筋40年従事して参りました。その経験を日南病院のために注いで参りたいと思います 

 さて、日南町は少子高齢化にあり、人口減少も相まって当院を取り巻く経営環境はたいへん厳しい状況にあります。しかし今の日南病院は住民の方々の医療需要に対してその責務を充分に果たしていると言えるでしょうか。

確かに他の自治体病院と比べて、早くから地域医療を展開し訪問診療を手掛けて地域包括ケアシステムを構築し全国からも注目をされることとなりました。

医療制度改革により、医療機関の機能分化・連携の促進による医療提供の効率化などが進み、医療従事者の質の向上などによる医療の質の向上が求められています。

医師においては卒後医師臨床研修制度により、臨床実績の多い医療機関へ流れる傾向となり、症例数の少ない地域では慢性的な医師不足が深刻となっております。

 このような状況であるからこそ、職員全員が、今一度原点に立ち返り、気持ちを新たにして、この厳しい局面を打破していく必要があると考えております。

 当院は、100人の職員を抱える大きな組織ですが、組織を支えている職員一人ひとりが、そのことを意識しながら、日々の業務を誠実かつ迅速に進めていかなければなりません。

 患者様の立場で、患者様目線を大切にすることにより、当院が地域に信頼される病院となるものと信じています。

 当院の信頼回復に向け、私自身も職員とともに努力を重ねてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。